カンボジアでフランス料理が微妙だった話

プノンペンのフレンチ
カンボジアのフレンチ・レストランやポークリブ・レストランで、僕的に
普段よりお金を払ってランチを食べたら、お値段以下だった話です。
カンボジアはフランス領だった事もあり、フレンチが美味しいはず。
そう思った僕は、フレンチ・レストランをググり、出て来た中から
「ぺぺ ビストロ」という店を選びました。
曰く、
元フランス大使館付けの料理人がフレンチを作っている、と。
料理を見てもオサレな感じで、評価してる人が、知り合いのフランス人に連れて来て貰ったようでした。
結局、自分達は料理の値段を見る事はなく、最高の料理を味わえた、みたいに書いてありました。
うわー、何か高そう。
この店に決めたのは、泊まっていた宿に近かったのが最大の決め手でしたが、店の前を通っても中がよく分からないため、徐々に謎が深まって来たからでした。
ランチ・メニューだけは見る事が出来ましたが、ずっと中に入るのを躊躇していました。
ちなみにこの店には、前回、紹介した「サマイ」というラム酒を置いています。
ある日、僕は意を決して中に入ってみました。

普通ならオサレな男女で来たかったのですが、そんな相手はいませんでした。
一緒の宿に頭がモジャモジャの日本人男子がいましたが、彼はお金を出来るだけ節約したい人だったので、「ぺぺ ビストロ」には1人で行きました。
中に入ると、
お客さんはフランス人ばかりでした。
オジさん2人と、男女2人の4人。
シングルの客は僕1人です。
ランチのメニューが黒板に書いてあり、2種類ありました。

デザートなしの2品と、デザートありの3品。
僕は、こういう場合、デザートなければ片手落ちだと思い、
3品で13.5ドルのランチを頼みました。

すると、キリッとした格好の女性スタッフが水差しと、切ったライムの入った水を持って来ました。
うおっ、
お冷やにライム入っちゃってるよ。

テンション上がるわー。
そう思って、待っているとしばらくして最初のメニューがやって来ました。
パテとフランスパン、ピクルス少々。

フレンチの前菜なのか、
量は上品に少なめ。
たぶんパテが高カロリーな美味しいヤツかな…、とパテを付けたパンを食べると、
パテがボソボソしてて、1口目から最初の料理は微妙と思いました。
ま、前菜だし。
次のメニューは、わりと時間を置いて来ました。
ひと目見て、見た目はイマイチなリゾットでした。

ご飯に、何かかけてあって、ブロッコリーがゴロゴロ飾ってありました。
正直、メモをしてなかったので、ご飯に何が乗っていたか忘れました。
メニュー表からすると鶏肉にレモンとチーズを振りかけてリゾットに乗せた感じでしょうか。
ともかく、
洗練されてはいませんでした。
あらかじめググって見た料理と印象が違うんじゃない?
そう思って周りのフランス人が、この料理をどう思っているか知りたくて、周囲を見回しました。
ランチを食べてるのは僕1人だけでした…。
え?ここは、ランチを食べるところじゃないの?
何か1杯食わされた感がありました。
いや、しかし、あと
デザートが残ってる。
いやー、デザート付けといて良かったー。
たぶんデザートは良いだろう。
そう思って次に来たデザートが、
トドメでした。
クッキー2キレに小さなお椀にヨーグルトがチョロっと。

え?これだけ…。
こんなのカントリーマームでも付けてくれた方がマシなんですけど…。
とにかく、量が少なく、味も家庭料理の延長、飾り付けも微妙、と感じました。
これ、500円くらいならまだしも、13.5ドル。
(1457円相当)

かなり、ガッカリしました。

こちらがその場所です…
この後、僕は更にガッカリを繰り返す事になります。
〈カンポットの名物店〉
カンポットの名物とされる
400gのポークリブ。
この店は、入った時から
妙でした。

店の中に
テーブルやイスがありません。
どうなってるのか分からず、外に出るとバーテンみたいな場所がありました。

そこに居た女の子のスタッフに店名を告げてみました。
すると、
「その店はここじゃない」というリアクションが返って来ました。
けれど、
店名が書いてあるんで、ここに間違いないと思うんですけど…。

とりあえず、メニューにポークリブがあったんで、それを頼んで待ちました。
かなり待って、やって来たメニューは、
噂通り大きな肉の塊。

けれど、付け合せのマッシュポテトとサラダが
腐ったような臭いがして、ひと口だけ食べようとして吐き気がしたので、食べるのを中止しました。
肉の方は、パサついていましたが、こちらは
嫌な臭いはしなかったので、肉だけ食べました。

隣りに年配のフランス人の夫婦が2組いましたが、彼らにも臭いサラダを付けたんだろうか…?
彼らはワイン飲んだり、シェイクを頼んだりしてました。
さて、食べ終わってサイフを見ると、5ドル3700レアルと10ドル札が入っていました。
値段は6ドルでしたが、お釣りなしで支払えなかったので、10ドル札を払おうとしました。
女性スタッフが5ドル3700レアルでいいと値引きしてくれたので、それだけ渡して帰りました。
お金をまけてくれるのは嬉しかったです。
でも、たぶん量の多い肉だけ食べて、マッシュポテトを残す客が多いため、調理場のオバちゃんが
再利用したのではないんでしょうか。
とにかく、2度と行かないでしょう。
調べても古い記事しか出て来ないので、潰れてしまったかも。
グーグルマップにはありますね。
カンボジアで、プノンペン、カンポットと普通よりお金を出して満足感のない経験が続いたので、僕は人に紹介でもされない限り、高い料理は食べなくなりました。
ああ、残念な経験だった…。
今回は、ここまでです。
ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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