コピルアックのコーヒーを飲んでみた話

ハノイで
僕が勧めたいコーヒー店
今回、3つの店を紹介します。
・コピルアックが飲める店
『AnAn Coffee Shop』
・チェーン店で
エッグコーヒーを飲んでみた
『aha cafe』
・ベトナムらしいこぢんまり店
『Cafe Đinh』(オススメ)
僕がベトナムのコーヒー店で感じた事は、
コーヒーと一緒にスイーツも欲しい!と言う事でした。
日本って、お茶とお菓子が一緒に出て来る文化が発達してたんだなーって、ベトナムに来て思いました。
スイーツがない代わりに、ベトナムのコーヒー店では、タバコを吸っている光景を見かけます。
(このカフェはハノイでなく更に北部のランソンです)
ベトナムでは、タバコを吸うのに、専用の筒があります。
ハノイの竹屋さん(よろずの物を竹で作ってる店)
で見かけたタバコ筒
なので、
ベトナムは、
コーヒーとタバコの文化と言って良いかもしれません。
店にはタバコ筒とタバコ、ライターの3点セットがあり、場所によってはビールやツマミにする向日葵の種を見かけました。
(写真はランソン)
個人的には、チェーン店ながら甘さとろけるエッグコーヒーが1番好きでした。(甘党)
勧めておいて何ですが、ハノイで飲んだコピルアックは、気持ちが動くほど美味しいと感じませんでした。
もっと色々な店へ行くべきだった…。
僕が行った中で、
1番お勧めなのは、最後に紹介する『Cafe Đinh』です。
それでは、紹介します。
コピルアックが飲める店
『AnAn Coffee Shop』
皆さん、
コピルアックってご存知ですか?
映画
『かもめ食堂』や
『最高の人生の見つけ方』で取り上げられた
幻のコーヒーです。
何が幻って、
世界で最も高価なコーヒーなんですよ。
コピルアックは
インドネシア産のコーヒーです。
コピがコーヒーの意味で、
ルアックはジャコウネコという
ネコさんのインドネシア名です。
このイタチのような絵が、
ジャコウネコ。
このコーヒーの特殊なところは、ジャコウネコが食べたコーヒーの実の内、
種(=コーヒー豆)だけが消化されずに
体内酵素の働きで特別な香りを放つ事です。
要は、
②皮を剥く
③煎ってコーヒーにする
なかなか常人には出て来ない発想のコーヒーなんです。
コピルアックは、ジャコウネコに食べさせるコーヒー豆の種類で、味も変わって来ます。
アラビカ種が、高級で美味しい豆と言われます。
コーヒー・ショップをしている知人からコピルアックの事は聴いた事がありましたが、ハノイの街角で実際にあちこちで見かけました。
インドネシアのコーヒー豆をわざわざ取り寄せているなんて、
ベトナム人は何てコーヒー好きなんだ、と思います。

コピルアックは、その行程から一見すると不衛生に見えますが、
キチンと豆は皮で二重に包まれているため、排泄物は付いていません。
今はなき「Neverまとめ」から拝借した写真

決して決して
豆は汚くありません(笑)
それどころか、
希少性があり手間暇がかかっている分、お高いです。
日本で売っているコピルアックの豆の価格を見て驚きましたもん。
僕はハノイのコーヒー豆屋さんで、コピルアックについて尋ねてみました。
すると、まずウィーゾルと書かれたコーヒー豆を勧められました。
ウィーゾルって、イタチの事です。
これは
ベトナム産のコーヒー豆だそうです。

コピルアックを見せて貰うと、やはりウィーゾルよりコピルアックの方が価格が高かったです。

ハノイのコーヒー豆屋さんはどこでも、まず豆の薫りを効かせてくれるので、買わなくても
薫りをいろいろ試してみてください。
ホント、いろいろあるんで迷ってしまいますけどね。

そして、コーヒーを店で飲めるか尋ねたところ、店員のお兄さんは最初にウィーゾルは飲めるが、コピルアックは飲めないと言って来ました。
「?」

どうしてコピルアックは飲めないんだろう?
価格を尋ねると
3万5千ドン
(175円相当)
と言われました。
ベトナムでは食事できるくらいの料金ですが、思ったほど高くない感じ。
それでもコピルアックを希望すると、お兄さんは結局ウィーゾルと同じ価格でコピルアックを出す
と話していました。
何なんだ、このやりとりは?

ちょっぴり不信感が湧きましたが、最終的にこの価格でなら普通のコーヒーが間違って出て来てもOKだろうと思って注文してみました。
キチンとコピルアックと書いてある豆を挽いていたので、本物のコピルアックの筈です。

お兄さんは、ドリップのお湯を2回に分けて入れていました。
そして、コーヒーカップの上にドリップがセットされた状態で出て来ました。

このアルミのドリップ部、むっちゃ熱かったです。
火傷注意!
(初心者あるあるです)
最初に困ったのが、このドリップされたコーヒーがカップ内に落ちきってから、ドリップのカップをどう処理したらいいか、でした。
お兄さんに尋ねると、
ドリップのフタをひっくり返して、そこへドリップ・カップを置くそうです。
8秒動画
いやー、1つ勉強になりました(笑)
さあ、
早速コピルアックを飲んでみます。

苦い。
最初の印象は、
とにかく苦い事でした。
↓
〇ガンダムUC オードリーと老主人

ダイナーの主人役の声は、
森功至さん
(初代ガンダムのガルマ役の人)が演じています。

旧・銀河英雄伝説のミッターマイヤーの声だけに、声がカッコいいです。
ここの主人も、コーヒーと一緒にタバコを吸ってましたね。

とにかく、このコーヒー、苦い…(苦笑)
コピルアックはジャコウネコの体内酵素の影響で、普通のコーヒーよりカフェインが少ないそうですが、
こちらのコーヒー、
味はスッキリしてて、苦味が強かったです。
好きな方は好きでしょう。
香りに他のコーヒーとの特別な違いが感じられませんでした。
あちこちのコーヒー豆屋さんで、コピルアックの豆の薫りを嗅がせて貰って来ましたが、中にはカラメル風味にアレンジされたコピルアックもあり、甘み強めにした方が僕のような甘党には良かったかも。
ともかく、今回のコピルアックは、何も入れずにブラックで飲んで、後から砂糖やミルクを入れようと思っていたのに、お兄さんがいつまで経っても砂糖とミルクを持って来なかったので、ブラックで全部飲みました。
お値段は3万5千ドン
(175円相当)でした。
日本で飲むより遥かに安く飲めますね。
というか、
本当にコピルアックだったのか、未だに疑問なんですが…。
コピルアックが飲めた店はこちら。
AnAn Coffee Shop
営業時間 8時00分~22時30分
定休日なし
知り合いのコーヒー店では、2種類のコーヒーをカップに1センチずつ入れて試飲させてくれるので、味の違いが明確に分かっていいんですが、ベトナムでもそんな店が欲しいです…。(わがまま)

あ、ウィキペディアによると、世界中のコーヒーで1番高価なタイプは、
コーヒー豆を食べさせた象の排泄物から出来るタイのコーヒーだそうです。
何が、どう違うのか分かりませんが。
エッグコーヒーを飲んでみた店
『aha cafe』
コピルアックを飲む前日、初めてエッグコーヒーを飲んでみました。
エッグコーヒーはベトナム独自のコーヒーです。
これは、最初からデザートだと感じました。
卵の白味をメレンゲを作るみたいに泡立てて、カラメル風味の甘い甘い泡を乗せた、超甘いコーヒーでした。
泡立ちが半端ないコーヒーです。
コピルアックより、甘党の僕にはこちらが似合っていました。
まず泡々をスプーンで掬って食べて行きます。
これでチョコレートと合わせたメレンゲ風のケーキ作ったら、美味しいだろうなーって思いました。
(コーヒーと関係ないけど。)
これでお値段3万ドン
(150円相当)
日本人には安く感じますが、ベトナムで安い食事が食べられる料金。
コーヒーは、ちょっぴり嗜好品です。
Google Mapで
「aha cafe」と探せば、
ハノイ周辺だけで19店検索に出て来ました。
参考まで。
僕が行った場所はこの辺りでした。
aha Cafe
営業時間 7時00分~23時00分
定休日なし
チェーン店です。
休日には、こんな風にホアンキエム湖に車でお店が来てました。
ベトナムらしいこぢんまりとした店
『Cafe Đinh』(オススメ)
たまたま同じ宿で出会った韓国人がいて、教えて貰った店です。
かなり年季の入った店構えで、店は狭い階段を上った2階にこぢんまりとありました。
程よい美味しさのコーヒーが出て来ました。
1万5千ドン(75円相当)でした。
ちょっと泡が浮いてる感じ
ドリップがいっぱい並んでかわいい
僕は苦味の強いコピルアックより、普通のコーヒーで満足でした。
(こちらのコーヒーの方が、先述したコピルアックより良かった感じ。)
ここでもエッグコーヒーが飲めるみたいで、西洋人が飲んでました。
ベトナムでコーヒー通な気分を味わうなら、この店は
とても雰囲気が良いですよ。
場所はこちら
場所がね、分かりにくいんですよ。
ホアンキエム湖近くの道を歩いていると、こんな店が並んでて
中を進んで
狭い階段を上るんです
気分は“秘密基地”です
Cafe Đinh
営業時間 7時00分~21時30分
定休日なし
ちょっとベトナムっぽいコーヒー屋さんでした。
今回は、ここまでです。
ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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