タムキーはベトナム最安値?ボッタクリ?

タムキーのビーチ宿と市場のギャップ
ベトナム中部にあるダナンから、
車で1時間ほど移動した海岸沿いに
タムキーという街があります。
僕の泊まったバンガローでは、
ドアを出た先にビーチが広がっていました。
宿から少し歩くと市場があって、僕の知る限りでは
ベトナム最安値でした。
例えばハノイで安くても
1万5千ドン(75円相当)する
バインミーが1/3の
5千ドン(25円相当)でした。
これだけ書くと素晴らしい印象ですが、なかなかそうでもない部分もありました。
宿のご飯は、
ボッタクリ価格でした。
それでは、タムキーでの顛末を書いて行きます。
○僕はベトナム鉄道でダナンからタムキーへ移動しましたが、
3万7千ドン
(1850円相当)でした。
ベトナム鉄道は、時期によって値段が変わります。
僕がタムキーに行こうと思ったキッカケは、
ベトナム人と韓国人のアーティスト同士で浜辺に描いたアートがあると聴いたからでした。

タムキーのアートは有名みたいです。

宿に到着した印象として、恋人同士で浜辺で過ごしたり、家族連れで訪れる場所という感じでした。
宿は、他のメジャーな地域に比べると高めの価格設定でした。
それでも
日本円にして1000円以下の宿があるので、コスパはいいでしょう。
さて、そんな宿のある地域への行き方ですが、タムキー駅から少し距離があります。
そんな訳で、駅から降りるとバイタクのおじさん達が待っていました。

駅から目的の宿まで13km、
バイクで20分、
歩くと2時間11分と出ます。
バイタクに値段を尋ねると
7万ドン
(350円相当)と言われました。
高いと言って去ろうとすると、英語で
「あんたは絶対歩いては辿り着けない」と言われました。

今思うと、
即座に7万ドン払えば良かったのですが、足元を見られた気がして、僕は歩く事に決めました。
ちなみに、帰りにバイタクを使ったら
5万ドン(250円相当)でした。
宿までの道のりは、歩くと大変でした。
(直射日光を遮る物がなくて、汗だくになりました。)

あまり観光地化されていないため、
水分補給に立ち寄れる店が少なかったです。

9kmほど歩いて、道が交差点になっている場所まで来ると、わりと店がありました。
喉も乾いていたし、お腹も空いていたので、何かを売っている屋台があったので、食べてみました。
肉がほとんどない鶏ガラが入ったスープでしたが、
塩気があまり効いていなかったため、あんまり美味しくありませんでした。

これはいくらしたかメモすらしてなかったので、値段は分かりません。
底に透明のツプツプした物があって、とても脂っこかったです。
見た目が悪いと思って、食べられるだけの肉を食べて、その場を後にしました。

未だに何を食べたのか、よく分からないのですが。
更に歩いていると、店があったので、コーラを頼んで飲みました。
8千ドン(40円相当)
でも、
コーラは冷えていませんでした…。
(残念)
その近くにバイクで、揚げ物を売ってるオバちゃんが2人いて、1つ買ってみました。

ピロシキみたいな揚げ物で、疲れた身体にはムチャクチャ美味しく感じました。
もう1つ食べようかと思いましたが、クドそうだったので止めました。

こういう時、僕の場合、1つで止めておいた方が美味しく感じられて良いと思ってます。
更に進むと、子ども達が集まっている
駄菓子屋さんのような雰囲気のお店がありました。

入って行くと、1人だけいた大人の女性が僕を見るなりギョッとした表情をしていました。
子ども達は赤いジュースをやたらと飲んでいたので、僕もそれを注文しました。

最初を除いて、女性は普通に対応してくれました。
赤いジュースは、氷の入った炭酸水で、よく冷えてとても美味しかったです。
5千ドン(25円相当)

宿までもう一息のところで、バイタクが声をかけて来ました。
ここまで来てバイタクなんて使わないですって。
宿の門に辿り着くと、そこから宿まで更に道が続いていてガックリ。
ここまで来れば、あと少しだ…。

宿まで、まだ500mほど歩きます。

僕が予約した宿の部屋は、
2人部屋でした。
すでに誰かの荷物が部屋に置いてありましたが、姿は見当たりませんでした。
ここで、スタッフのオバさんが奇妙な事をしました。
部屋の鍵を取ったので、僕に渡すかと思えば、そのまま鍵をポケットに入れ、別の鍵を僕に渡して来ました。
え?鍵を持って行ったら、
このオバさん、この部屋に入って泥棒できるんじゃない?
と、不信感が沸きました。

その後、他のスタッフから宿の説明があると言われて、そのまま聴いていました。
終わってから、鍵を持って行ったオバさんスタッフを探しましたが、見つかりません。

他のスタッフに尋ねると、
すでに家へ帰ったと言っていました。
あのオバさん、相当なタヌキ…?
とりあえず、鍵が自分の部屋で使えるか確かめる事にしました。
やはり、別の部屋の鍵らしく、
鍵は差せましたが、回せませんでした。
その内、お腹が空いて来ました。
とりあえずご飯を食べてから、スタッフに対応して貰おうと思い、
ドアを内側から鍵をして、閉めてしまいました。
僕の見た限りで、もし鍵が無くても、部屋に入れる構造に見えたので、もし
貴重品を置いたまま外出した場合、この宿は危ないと思いました。
こうした訳で、元々の目的だった
海岸アートは断念しました。

さて、この後の
夕食で、また宿への不信感が高まりました。
歩き疲れていて、海の近くなので、海産物でも食べようと思ったんです。
ビールのオツマミ用なのか、
辛めの味つけの焼エビ12匹で
(7万ドン=350円相当)と
ヌードルと野菜の炒め物
(2万ドン=100円相当)
を頼みました。

僕にはヌードル炒めだけで量は充分でしたが、頼んだ手前、エビもちょっと食べました。

そんなにトビキリ美味しいとは思いませんでしたが、
日本で食べる事を考えたら安いと思います。

ただ、会計時に9万ドン(450円相当)払おうとしたら、宿のスタッフが
「この料金表は
古い表で、今の値段は12万ドン(600円相当)になる」
と言ってボッタクリに会いました。

僕は不愉快でしょうがなかったので、おかしいと言ってみました。

タムキーという土地は客が少ないため、来た客から取れるだけ取ろうと
してるのかも。
結局、12万ドン払って終わりました。
600円相当なら安いと思うかもしれませんが、気分悪かったです。
更に、部屋の鍵が開かないので、他のスタッフ2名と一緒に
外から何とか部屋へ侵入しました。
20分ほどかかったでしょうか。
すぐには入れませんでしたが、
鍵をかけていても、泥棒される可能性がゼロではない、という事です。
そして夜中、部屋に鍵をかけて寝ていたところへ、
外からドアを叩く者がいました。
無視していましたが、何度も何度も繰り返すため、何かと思って見に行きました。
ライトをつけて見たところ、白人の男性が立っていました。

これが同室者のアイルランド人でした。
アイルランド人の職業は先生との事で、週末になるとバイクで来ると言っていました。
何か羽目を外せる仕掛けがありそうでしたが、そこまでは聞けませんでした。
設備的な事をいうと、部屋には蚊の対策として蚊帳が吊ってありました。
室内には冷房と扇風機があって、涼しかったです。

トイレは室外にありましたが、申し訳程度のトイレットペーパーがあるだけでした。
ベトナム(アジアの国のほとんど)ではトイレにペーパーを流すと詰まるため、
トイレットペーパーは使ったらトイレに流さず、近くにあるゴミ箱に捨てます。
でも、この宿のトイレにはペーパーを捨てるゴミ箱もありませんでした。
トイレ兼シャワールームですが、シャワーは水しか出ません。
乾季は良いかもですが、この時は雨季で、
水シャワーでは肌寒かったです。
さて夜が明けて、朝早くに目覚めた僕は、外で食事がしたいと思いました。


昨夜の夕食の結果、また朝食でもお金を踏んだくられると感じましたからね。
宿から門までずっと歩いて、門に着くと閉まっていました。
そこから壁伝いに左に行くと、
別の門があって、こちらは開いていました。
良かった。
閉じ込められた訳ではなかったようです。
サッサと宿を出ると、周囲を散策しました。
すると、近くで地元の市場がやっていました。
この市場が安くて良かったです。
先程も書きましたが、
バインミーが
5000ドン。
(25円相当)
思わず2つ買ってしまいました。
他にも、スープとお粥を混ぜたような食べ物があったので買ってみました。

これも、5千ドン。
25円相当。安いなー。

見た目は悪いですが、美味しかったです。
屋台の食べ物は不衛生と感じる方には微妙かもしれませんが、僕は好きな雰囲気でした。
市場の地元民は、外の人に慣れていないみたいで、ジロジロ見られますが、話しかけるとフレンドリーでした。
ベトナム最安値で、フレンドリーって、もう最高でした。
宿と大違い!ギャップがあり過ぎました…。
マーケットの場所はこちら
タムキーは、宿さえ良ければ最高の観光地かもしれない。
そう思いました。
宿に帰ると、鍵を持ち帰ったオバさんを見かけたので、鍵が違う事を伝えると、「そうだったの?」みたいな対応でした。
⚠そんな訳で、タムキーではタヌキーさんにご注意下さい。
(ベタベタの親父ギャグですみません。)
タムキー駅

線路

今回は、ここまでです。
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(ベトナム鉄道の予約方法の記事あります。)
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〇ハノイで美味しい麺屋さん
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ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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