ランソンからドンダン、 中国の凭祥へ行く

陸路でベトナム→中国国境
今回は、中国の南寧を目指し、ベトナムのランソンから中国国境を越えた凭祥までの移動について書きます。
ランソンから中国国境へ向かうためには、ベトナム国境の街、ドンダンヘ移動する必要がありました。
ネットでランソンからドンダン行きの記事を見たのですが、具体的にどこをどう移動したか分かりませんでした。
恐らく大きな広場で待っていれば、軽自動車が来るだろうと思ってました。
(ランソンでは、この軽自動車がバス代わりになってます。)
…。
でも、あらわれません。
近くでお茶を飲んでいる人がいたので、僕も飲みながら
情報を集める事にしました。
側にいた男性が、
「ドンダンまでは無料でいける。俺はバイタク・ドライバーじゃないが、連れて行くよ。」みたいに携帯電話の翻訳機能で話して来ました。
怪しかったので、そこでサヨナラして情報収集は失敗に終わりました。
その周辺を歩き回った結果、
市内を周回している軽自動車をやっと捕まえました。
乗り込んでホッとしましたが、移動する方向が行こうとしていた
ドンダンではありません。
(10:43)
すぐにその場で降ろして貰おうとすると、運転手さんが
わざわざ道を戻ってくれると言ってくれました。
それでも僕は、すぐに降りると言ったのですが、同乗していたオバちゃんも何かしら語りかけて来たので、耳を傾けていると、その間に運転手さんが、
本当に2kmくらい戻ってくれました。
信号待ちの間に降りて、お金を渡そうとすると、運転手さんは、それも断って来ました。
どうしたものか…。
2度お金を渡そうとして断られたので、お礼を言って離れました。
そこは、ランソン駅の近くでした。
僕は、先ほどの広場で無理ならば、ランソン駅周辺に何かあるだろうと睨んでいました。
ちょうど行きたかった場所で降ろして貰ったので、ラッキーでした。
10:57 今度は大通りをカオバン行きと看板の出ている長距離バスが通り、目の前で停車しました。
停車後に輸送する荷物を運び込んでいたので、
運転手にドンダン、OK?と言うと、とりあえず乗れというリアクション
が返ってきました。
そんな訳で、その場で拾って貰い、僕は長距離バスの扉前に座るように言われて、座りました。
僕の後ろに若い女性助手がいましたが、途中で、運転手と女子がいい感じの恋人っぽい関係アピールをして来ました…。
何や、これは…?とシングルの僕は思いましたが、運転手の男性に、
「モテるね。この、このーっ」と
羨ましいアピールを返してました。
(11:16)20分ほど進んだところで降りるように言われ、そこはドンダンまで車で5分ほどの場所でした。
バスに乗り込んだ当初から料金をたびたび尋ねていたのですが、なかなかハッキリとした返事を貰っていませんでした。
ところが降りた時に、
無料で良いと言われました!
マジっすか!!!???
あなた、神!!!!
ただし、今後の自分のために書いておこう…。
こういう神体験があったら、
必ず少なくてもお金を渡して行こう。
何か、いい事した人は報われなきゃね…。
(嬉しかったけど。)
そこから周辺にマーケットがあったので、バインミーと桃とコーヒーを買って食べました。
ここのバインミーも、ランソンで食べた物と同様に、
串焼きのタレをオバちゃんがパンに塗って焼いていました。
それに串焼きを挟んで食べる方式。
正直、前日に食べた店の方が美味しかったかもだけど、ここはパンのカリカリ感が素晴らしかった。
これで1万ドン(50円相当)
隣りに果物を売っているオバちゃんがいました。
デザートに桃が食べれたらいいなーっと思い、オバちゃんに桃を切って売ってくれないか尋ねてみました。
最初は桃1個3万ドン(150円相当)と言われましたが、先程のタレ付きバインミーのオバちゃんがナイフを果物オバちゃんに貸してくれて、
その場で値段も7千ドン(35円相当)で売ってくれました。
このボーダー付近の街は、学生さんが多くて、たぶん僕にも
学生さん向けの対応をしてくれたんじゃないかと思います。
あちこちの果物屋さんって、自分でナイフを持っていないと、なかなか買わないでしょうけど、
人に皮を剥いて貰ったりが嫌じゃなければ、果物を食べるのオススメです。
桃 7千ドン(35円相当)
カフェオレ
1万5千ドン(75円相当)
食べ終わってから、その辺のバイタクにボーダーまでいくらか尋ねると、値切っても
3万ドン(150円相当)でした。
(ちなみに、中国からの帰りに通った時、バイタクで値切ろうとしましたが、やっぱり同じ値段でした。)
ベトナム・ボーダーがすぐそこに。
ボーダーに石像がありました。
いざ、ベトナム側へ。こちらは通るだけ。
中国側へは、回廊を歩いて、少し距離がありました。
更にイミグレーションの前に、回廊にある窓口でパスポートを見せるように言って来た職員がいました。
慣れた中国人は適当にIDカードを見せて、すぐ通り過ぎていました。
チェックの必要がないのに、チェックする
フェイク窓口かも…?
ボーダーで、中国側のイミグレーションに並んでいると、パスポートを預かると言って、係員が僕と家族連れ1組のパスポートだけ持って行ってしまいました。
僕はイミグレーションの書類を書いていなかったので、書いてから戻ると、前に並んでいたベトナム人らしき女性に、あなたは空いている方から行けるみたいに言ってたので、人が並んでいない列へ行ってみると、そうではありませんでした。
並び直したので、余計に時間がかかりました。
不快だったので、女性に日本語で嫌味を言ってやりましたが、相手は何も返しては来ませんでした。
さて、中国のこの日のイミグレーションでは女性職員が対応していて、やり取りは以下の通り。
Q:どこへ行くのか?
南寧。
Q:期間はどれくらい
8日。
近くに男性の同僚もいて、日本語でニイハオは何?とか謝々は?と尋ねていて、コミュニケーションらしき物もあり、問題なく通れました。
終わって、出たところ。
中国らしく、一帯一路の看板
問題は、中国国境に入ってからでした。
ハノイ市内を走っているような窓のない車があって、何人か乗っていたので僕も乗りました。
ドライバーから5元(75円相当)と言われ渡しましたが、そこからトンネル抜けて、
500mほどで下ろされたので、僕は腹が立ちました。
中国なら市バスに乗っても2元なのに。
ここから更にタクシーを買えと言っていて、意味が分からなかった…。
そして突然雨が降って来て、ちょうど近くにあったトイレで止むまで待ちました。
中国国境まで来たので、
ベトナムの携帯電話の電波は、少し届きにくい状態でした。
そこで、タイのSIMカード
「SIM2FLY」を起動させて、本来中国国内では使用できないGoogle系のネットを使用できるようにしました。
僕は、そのまま南寧まで行く積もりでいましたが、ネットを調べてみると、南寧まで直接行かずに近くの凭祥で泊まっている人の記事がありました。
それによると、歩いて20分ほどでたまたまその方は、
3元で凭祥行きのミニバンに乗れたそうです。
とりあえず僕も同じように歩きましたが、記事の通りに話は運びませんでした。
15:35に、たまたま通りかかったミニバンが拾ってくれましたが、
料金が20元(300円相当)すると言われ、より安いバスを探す事にしました。
ミニバンは500mほど走っていましたが、特に料金は払わず、僕は降りて歩き続けました。
すぐに疲れて来たから、20元でも良かったと後悔したけど…。
40分ほど歩いたところに、
ドライブインみたいなスペースがあり、そこでちょうど見かけたバスに乗りました。
この場所は、ローカルのバスの停留所になっている様子なので、ここまで来れば、凭祥行きのバスに乗る事が出来ます。
この看板が見えた場所で、右下へ降りて、左折した先がドライブインみたいなスペースになっていました。
中国時間で16:03
(ベトナム時間で15:03)でした。
乗客は、お爺さん、お婆さんが多かったです。
地元のバスなので、料金は
2元(30円相当)でした。
(途中ガソスタに寄ってました。)
16:40 凭祥の少し北でバスを降りました。
外は、またもや雨が降ってました。
この辺では、昆明と同じく日本人が泊まれる宿はかなり限られていました。
(普通の宿は、泊まるのに中国人IDカードが必要なため。)
最初にOKが出た40元(600円相当)の宿に泊まりました。
35元(525円相当)の宿もあったのですが、日本人は泊まれない様子でした。
とりあえず、宿が見つかって良かった…。
今回は、ここまでです。
↓
〇ベトナム旅行での交通手段について
〇ベトナムの銀行で定期預金が出来なくなる?
〇コピルアックのコーヒーを飲んでみた話
〇コピルアックとヴィーゾル 味の違い
〇僕が愛してやまないハノイのスイーツ
〇僕が愛してやまないハノイ飯
〇ハノイで美味しい麺屋さん
〇梅ジュースでひと騒動した話 inハノイ
ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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