「Boeung Chhouk市場」にある、カンボジアの麺

バッタンバンのBoeung Chhouk市場で
美味しい麺に出会う
「カンボジアにも、安くて美味しい麺が出て来てる。」
そう思わずにはいられない味でした。
バッタンバンに「Boeung Chhouk Market」という市場があってブラブラしてたんですが、ふと市場にある麺を見ていて、これは美味しそうだと思いました。
ひと昔前の市場なら、あんまり美味しくない生麺を使ってるイメージでした。
それは今でも同じで、生麺はあちこちで見かけます。
でも、カンボジアの麺が中華料理屋さん以外でも、美味しそうと思ったのは初めてでした。
こちらで
1ドル1000レアル(136円)
タイの麺に入ってるルークチンみたいな肉団子も見えますね。
テーブルには大豆で作った味噌に似た調味料もありました。
日本人の口に合うはず…!
胡椒が容器ごと入ってるのは、衛生的かも(笑)
市場の場所はこちらですよ。
僕は麺に関して、わりと見て美味しそうと思うと、食べても美味しい事が多いんです。
こちらの麺、昔なら麺が残念な味だったと思うんですが、美味しかったです。
更に、麺の種類もいろいろありました。
だいぶと豊富な品揃え…。
よくある生麺もあります。
前からこういう麺がカンボジア全土で出回っていたんでしょうか?
僕はこの麺がカンボジア全土にあるのでなく、バッタンバンのみにあるのだとしたら、次のような事が考えられるんじゃないかって思います。
①バッタンバンはカンボジアの穀倉地帯だから、美味しい麺が作れた。
街中にあるお店を見ていても、農業機械の店をあちこちで見かけます。
10/9~13に、バッタンバンで、こうしたカヌー大会みたいなお祭りがありました。
こんな出店が川沿いにこれでもか!と並んでいました。
バッタンバンの凄いとこ。なんと、こんな工事用品もお祭りの屋台に並べてしまうんです!
とにかく、農業が盛んで、農機具、農業機械を街中で見かけるのは間違いありません。
そして、バッタンバンという地名ですが、少しお米に縁があります。
その昔、お米を美味しくする棒をこの辺りにいたター・ドンボーン・クロニューンという将軍が持っていました。
ところが、そのター・ドンボーンさんですが、戦さのさなかにお米棒を失くしてしまいます。
バッタンバンで1番有名なター・ドンボーン・クロニューン将軍像 米を美味しくする棒もあります。
この棒を失くしたエピソードが元になって、この街を人々は「ター・ドンボーンが失くした」と呼ぶようになっていったそうです。
クメール語で「バッ」とは失くす事で、ター・ドンボーンが棒を失くしたので、「バッ ター・ドンボーン」と言っていたのが訛って、バッタンバンになったと言います。
要するに、それだけお米の生産が盛んな土地柄なんです。
カンボジアは暑い上に湿地帯が多いです。
水はけが良くないと育たない小麦みたいな作物が育つか分かりませんが、おいしい米がとれるなら、おいしい麺を作れる要素もあるんじゃないかと想像してしまいます。
(安直ですけど。)
もう一つ考えられるのが
②中華系の住民が麺を仕入れている、のかもしれません。
バッタンバンという土地はわりと中国系の住民がいて、中秋の期間は大きな月餅を売っているのを見かけた事がありました。
中国では、中秋に家族みんなで月餅を食べる習慣があるんですが、バッタンバンでも同様でした。
中国から来た方が多いんですね。
こういう中華系の方が、麺を中国から仕入れているんですかね?
バッタンバンで食べた麺から、カンボジア全土にこうした麺が広まっているのかと想像して、麺のレベル高いと思ったんですが…。
たまたまバッタンバンにこうした中華麺の店が市場にあっただけなんでしょうか?
どちらにしても、バッタンバンのBoeung Chhouk市場の麺屋さん。
市場で売っている麺にしては、レベル高いって思いました。
カンボジアの他の地域で、こうした麺がないのなら、バッタンバンに来た時、ぜひ市場の麺屋さんへ行ってみてはどうでしょうか?
僕はこの味に唸りました。
市場やカンボジアの店は、食べた後に使ったティッシュなどが散乱していたりします。
不快な方は、行かない方が良いかもしれません…。
でも市場をブラブラして、サトウキビジュースでも飲んでみると良いかも。
最後に、底知れぬバッタンバンを感じさせるター将軍像(ライトアップ・バージョン、怖い…)
今回は、ここまでです。
ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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