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カンボジアの歴史でも、かつて米騒動があった?

2020年04月16日
カンボジア 0


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カンボジアのCOVID-19に対する食料政策

カンボジア政府のCOVID-19に対する対応を見ていて僕が意外だったのが、マスクや消毒剤だけでなく、日常に必要な食べ物に配慮している事でした。

4/1には米と塩を、戦略的な食品として注意を払い、投資、保管するように指示がありました。

4/4には魚の輸出禁止指示が出ました。
(写真はCOVID-19以前)
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4/4、政府内の在庫として、
・1000万枚のマスク
・50万枚のN95マスク
・5000着の防護服
・100万リットルのアルコール
を購入しました。
(カンボジアの人口は、2018年で1625万人)

さらに地元の企業との契約で
即席麺と飲料水
を供給する指示が出ています。

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こうした日常に必要な物品に安心感がある事は、非常に重要だと思いました。
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カンボジアの歴史をウィキペディアで見ていると、お米に関して政府と市民の衝突があったようです。

ポルポト政権ができる以前のカンボジアでは、アメリカの傀儡だったロンノル政権がありました。
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そのロンノル政権が出来る前に、以下の話がありました。

1967年4月にはバタンバン州のサムロートで、政府による余剰米強制的安値買い付けに反対する農民と地元政府の間で衝突が起こる。

1965年頃からカンボジアの余剰米の少なくとも4分の1あまりが北ベトナムとベトコンに買い上げられていたが、政府の買い付け値はベトナム人による買い付け値よりも安かったのである。

サムロート周辺の掃討作戦は数ヶ月間続き、左右の衝突が増えて政情は安定しなくなった。
(クメールルージュの
ウィキペディアより引用)


要するに、当時のカンボジア政府が強制的に農家からお米を買い上げた値段が、普段買って貰っていたベトナムの値段より怒りを買うほど安かったのでしょう。

掃討作戦というからには、このバッタンバンの米騒動は、米騒動という以上の凄惨な状況だったかもしれませんね…。


その後、ロンノル政権後にできたポルポト政権(68〜79年辺り)では、米の生産力が激減してしまいます。

まとめが、以下になります。
カンボジアの食糧生産
1969年
 →1974年

〈耕作面積〉
249万ヘクタール
 →5万ヘクタール

〈米の輸出入〉
23万トンを輸出していた
 →28万2000トンを輸入

〈米の値段〉
1971年10リエル
 →1975年340リエル


1971年の時点で、アメリカ会計監査院の視察団はカンボジアの深刻な食糧不足を報告している。


ちなみに、ポルポト政権下では、すべての病院が閉鎖されました。
(バッタンバンのキリングフィールドの壁画より)
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フンセン首相はこうした歴史を見て来たでしょうから、食料の安定化が重要だと考えているのでしょうね。

(とりあえずマンゴーは市場にたくさんある最近のカンボジア)
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翻って、現在、日本の食料の輸入状況はどうなっているのでしょう?

平成30年度の食料自給率は、カロリーベースでは、米の消費が減少する中、主食用米の国内生産量が前年並みとなった一方、天候不順で小麦、大豆の国内生産量が大きく減少したこと等により、37%となりました。
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また、生産額ベースでは、野菜や鶏卵等の単価下落により国内生産額が減少した一方、魚介類の輸出増加等により国内消費仕向額も減少したことから、66%となりました。

農林水産省リンクより


このままCOVID-19による状況が続くとして、食べる事だけは保証して貰えなければ、厳しい状況が予想されます。

4/15の以下のツイートによると、COVID-19の終息は10年仕事で、50年くらいかかるかもしれないそうです。
(ぜひ読んでみて下さい。)



現在の日本の状況は、どうなっているのでしょうか…?
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今回は、ここまでです。


ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ





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この記事を書いた人: サエッキー
東南アジアを中心に活動中。経験した事の備忘録です。
見やすい記事を目指します。
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