バッファロー・フルーツ って何?実は忍者も持ってた○○だった?

カンボジアで食べた
バッファロー・フルーツ
最初に結論から書くと、バッファロー・フルーツは、日本で言うところの
『菱の実』です。
水辺に生える菱は、
日本でも食用として生産されているようです。
この菱の実は、東南アジアでも食用にされており、出回る時期が限られているものの
安くて栗のような味でした。
菱は、昔は忍者が「撒き菱」として武器にも使われていました。
今回は、
伊賀の忍者屋敷や
甲賀の忍者屋敷も紹介しつつ、
味わった菱の実について書きます。

きっかけは半月ほど前、タイに住んでいる知り合いのオジさんとLINEをしていて、こんな写真が送られて来た事でした。

日本語で『水牛栗』という話でしたが、調べてもそれらしい日本語情報は出て来ませんでした。

1年に1回市場で見かけるものの、出回る数が少なくて、
1kg20バーツの安さ
(69円相当)
なので、買い占めて食べてると言ってました。

このオジさんは、普段あまりケチくさいお金の使い方をしない方です。
そんなオジさんが、買占める?
そんなに美味しい物なんだろうか…?
でも希少でも
安いって、
ステキやーん。
オジさん曰く、水牛栗は
この殻を割って出てくる実の食感が栗に似てるため、そう呼ばれているのだそうです。

水辺に生えてるところが、日本の菱と似てるような気がします。

農家をしているタイ人の知り合いに写真を送って尋ねると、
英語では
バッファロー・フルーツというのだと教えてくれました。

見た目は、
まさにバッファローの角。

正式名称は
『trapa bicornis』というそうです。
(リンク先は、
英語のウィキペディア)

翻訳してみると日本語では
『ヒシ(菱)』の事でした。
≫佐賀県神崎市の菱
は、明らかに東南アジアで見たバッファロー・フルーツと同じ形でした。
一方、忍者が逃げる時に地面に撒いて敵の足止めに使った菱の実は、4方向に尖っています。
(いわゆる『撒き菱』ですね。)
うーん、比べてみると、
両方尖ってるけど、形は随分違う…。

忍者の使った菱を伊賀の忍者屋敷で実物を見学しましたが、乾燥した菱の実は、鉄製の撒き菱より、かなり軽くて持ち運びに便利そうでした。
ここでせっかくなので、三重県伊賀市にある忍者屋敷を紹介しておきます。
伊賀市は松尾芭蕉の故郷で、上野城の城下町として発達したため、車で来ると駐車場が少なくて不便かもしれません。
しかし、休日に上野の街へ来ると、子どもを始め、
忍者の格好をした人ばかり見る事もありました。

伊賀市は、忍者の街として有名で、市議会でも議員さんが忍者の格好でいたりします。
そして、忍者屋敷は、正式名称が
伊賀流忍者博物館。
(忍者屋敷の写真は、すべてグーグルマップからの引用です)

どんでん返しを始め、屋敷の内部の
からくりを丁寧に解説していました。

忍者の実演ショーでは、剣や鎖鎌、手裏剣を使ったアトラクションがあって、許可が出れば
観客も手裏剣を投げさせてくれました。

⚠手裏剣は重量感があって、木に刺さる様子から、人に当たると非常に危険そうでした。

駐車代500円
入場料大人1人800円
実演ショーは+500円必要です。
伊賀流忍者博物館の
場所はこちら。
話の脱線ついでに、
お隣りの滋賀県にある
甲賀流 忍術屋敷もお勧めです。
(伊賀の忍者屋敷から
車で31分の距離)

もう10年以上前(昔過ぎて、参考にならないかもですが)になりますが、甲賀流 忍術屋敷へ
行って、非常にいいところだったイメージが残っています。

ここのスタッフのオバちゃんは、
お客さんが忍者屋敷を眺めるのをジッと待っていて、それから温かいお茶を出して質問すると答えてくれました。

冬場だったので、
お茶は身体が温まって美味しかったです。

当時、スタッフのオバちゃんが、やたらと
ハリソン・フォードさんを褒めていたのが印象的でした。
曰く、
皆さん、テレビの仕事で来る人が多い中で、
ハリソン・フォードさんは家族を伴って、個人的な旅行で忍者屋敷に来たとか。

僕の意識からすると、伊賀の忍者屋敷は全国的にも有名で、
甲賀の忍者屋敷は少しマイナーなイメージがあります。
そんな
甲賀流 忍術屋敷へ来る
ハリソン・フォードさん、
なかなかの忍者通ですね(笑)
甲賀流 忍術屋敷はこちら。
(伊賀流忍者博物館から
車で31分)
さてさて話が飛びましたが、『バッファロー・フルーツ』の話を聴いてから、あちこちの市場で探してみたのですが、なかなか見つかりませんでした。
そしてたまたま
プノンペンのセントラルマーケット近くを歩いていた時に、やっと手に入れました。
バッファローフルーツは、自転車で売ってるオバちゃんの籠に入ってました。

料金は12個で1000リエル
(27円相当)
オバちゃんが1つ割って、中を食べるのだと教えてくれました。

やっぱり塩で茹でた味付け。
栗と同じく、皮をうまく剥けないと食べにくいものの、
うまく剥けるとハートみたいな形です。(かわいい)

食べてみると、
確かに栗のよう。

ほんのりした甘さ。
茹で方が甘めだと、シャリッとした食感でした。
皮を剥くのが苦でなければ、
素朴な甘さを堪能できて、好きな人は多そうな気がします。
知り合いのオジサンは、半分に割って、小さなスプーンで中をくり抜いて食べてると言ってました。
今回、菱(バッファローフルーツ)が東南アジアだけでなく、日本でも食用にされていた事が驚きでした。
生で食べたり、中華料理風に食材として使ったり、菱の焼酎があったのもビックリしました。
あなたも機会があれば、試してみてはいかがでしょう?
今回は、ここまでです。
ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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