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火山灰の泥パックや石けんって、ホントに健康に良いの?

2019年05月28日
タイ 0



火山灰で出来た泥パックや石けんの話

前回の話で、
火山灰は強酸性という話を載せました。


ちょっと待てよ…。


火山灰って、泥パックや石けんになってたりするけど、ホントに身体にいいのかな?


結論から書くと、泥パックは、熱水作用などにより、火山灰のガラス質とは性質が変化したクレイ(粘土)のようです。


化粧品に使われるクレイは、環境が酸性か中性、アルカリ性かによって性質を変えます。


フレッシュな火山灰は強酸性であっても、長い年月で変わって行くのでしょうね。


一方で、一部の火山灰石けんなどはガラス質の成分が、洗顔時に角膜を傷つける恐れがあるので、注意が必要です。


とにかく、強酸性の泥パックや石けんなんて、製品として成立しませんよね。


では、
・泥パックの種類と性質
・火山灰石けんと火山灰のpH
について書いていきます。



〈泥パックの人〉

ある日、泥パックを利用している人を見ました。


泥パックをしていたのは、ハノイのゲストハウスに長期滞在しているベトナム人女子で、彼女はよく
自持ちの足湯セットを使っていました。


彼女は気が強そうでしたが、犬のゆるキャラ・スリッパをはいて、『カワイイ女子』アピールしている娘でした。


その宿に行く度に顔を合わせるので、僕とはチョロっと喋ってくれますが、名前を聞いても教えてくれませんでした。


僕は密かに
健康オタク女子』と呼んでいましたが、緑の泥パックをしていた時は誰だか分からず、本当にビックリしました。
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そもそも、女性がパックしている姿を見たのが初めてだったので、泥パックの効果に興味を持ちました。


調べてみたところ、宮崎 里美という先生の
泥パックの解説によると、

動物が泥浴びをして、身体のケアをしているのを見て、クレイは人間の身体にも良いのでは?と考えられて使われたそうです。


(わりと大味なんですね。)


古代ローマでは、
炎症、潰瘍などのケアに使われていたそうです。


世界大戦中には、ウイルス性の赤痢やコレラの治療に使われていた記録があるとか。


効用は、
吸収・吸着力があってデトックスに良く、ミネラルの補給になるそうです。




健康オタク女子が使ってるのを見て、きっと効果あるんだろうと思って見てました。
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泥パックがそうですが、火山灰は水を含むと泥状になる物もあります。


でも、火山灰の強酸性という性質は、身体にとって大丈夫なんでしょうか?


きっと泥パック自体は強酸性ではないんだろうと思いながら、同じ火山灰なのにどうして性質が違うんだろうと疑問に思いました。



〈泥パックの種類〉

調べてみると、泥パックって、種類がいろいろあるんですね。
『ガスールクレイ』
→角栓や毛穴の汚れを取り除く。

ガスールは、
モロッコで古くから石鹸のように使われてきたクレイ(粘土)。

『モンモリロナイト』
→より細かい汚れを取れる。

名前はフランスのヴィエンヌ県にあるモンモリヨンから。
他の粘土と比べ最も吸着性が高い。


『グリーンクレイ』
→抗炎症作用がある。

グリーンクレイ(海泥)には、長年海底で蓄積されてきたミネラルが含まれています。

クレイ特有の多孔質(穴が無数にある構造を、持つ物。脱臭効果のある炭がその例。)が肌の汚れを吸着し、ミネラルによる保湿効果もあります。



こんな風に、火山灰といっても、土地によって種類や性質が違うようです。
書いてあったリンク

泥パックの効果

※ここではモンモリロナイトの事をモンモリオナイトと表記してありますが、モンモリロナイトに統一して書いていきます。



健康オタク女子が緑の泥パックをしていたって事は、炎症を治していたって事なんでしょうかね。


知らんけど。


別リンクの有川 俊子という先生は、


グリーンクレイは医療用として使われるが、敏感肌には吸着力が強すぎるため、初めての方は避けた方がいいと言ってました。
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さらに、
クレイの名称は、そのブランドによって異なるそうです。

(男子的に分かりにくい…。)


この3種類のクレイを調べてみると、非常に細かく書いてある物とそうでない物がありました。


細かく書いてあった、
モンモリロナイトをピックアップして書きます。

また、モンモリロナイトを調べる上で出てきたカオリナイトについても紹介します。

カッコ書きは、僕の注釈です。


モンモリロナイトですが、
ウィキペディアでは
モンモリロン石というネーミングになってました。


ここでは一旦モンモリロナイトで統一しておきます。


モンモリロナイトは、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種で、スメクタイトグループに属する。

粘土鉱物の一つ。

名前は産地のひとつであるフランスのヴィエンヌ県にあるモンモリヨンに由来。

産出地
熱水変質を受けた岩石に含まれる。


モンモリロナイト化は、アルカリ性の土壌環境下で進む。


母岩は同一であっても、酸性から中性の環境下で粘土化すると、カオリナイト(後述します)になる場合がある。
(強酸性が保たれる訳でないのは、環境が変化するためなんですね…。)

フランスのモンモリヨン地方、北米ワイオミング州など世界各地で産出され、日本では新潟県・山形県・群馬県などで良質な「モンモリロナイト」が産出されている。


構造は、ナトリウムを含むNa型とカルシウムを含むCa型に分類できる。


主に前者は日本やアメリカ合衆国で、後者はフランスで見い出すことができる。


モンモリロナイトには水分をたくさん抱え込む事から、他の粘土と比べ最も吸着性が高いという特徴があり、その他にもいくつかの特徴がある。

膨潤性
モンモリロナイトの分子の隙間に水やその他の物質が入る事で、体積が増大する。土木工学上の問題となる膨潤性はNa型が顕著であり、原体積の8 - 10倍に及ぶことがある。
(日本産やアメリカ産のモンモリロナイトの方が、水を含んだ時の膨潤性が高い=吸着力が高いんでしょうね。)


イオン交換
モンモリロナイトの層間にはナトリウムイオンやカルシウムイオンが存在し、それらは容易に他の陽イオンと交換される。

乳化作用
固体粒子が油水界面に吸着することによる、いわゆるピッカリングエマルションを形成する。他の粘土鉱物同様、安定なエマルション(マヨネーズのように液体中に他の液体が浮いてる物)を形成するには非イオン性界面活性剤など他の成分を共存させる必要がある。

チキソトロピー力を加えると軟らかくなり、しばらくすると少し固くなる。この特徴はゲルインクボールペンなどに応用されていて、書くときは軟らかく、書いた後にそこに留まってくれるという特徴がある。


濡らしたリトマス紙を赤く変色させる性質を持つものは酸性白土(さんせいはくど)と呼ばれる。

モンモリロナイトを主成分とする酸性白土は天然の粘土であり、油脂分を吸着する性質を持つことで古くから知られており、ローマ時代には、羊毛の脱脂などに使われてきた。


第一次世界大戦の頃からは、酸性白土を酸処理してより多孔性を高めた活性白土が作られるようになった。

ただし、酸処理効果の大小は産地の影響も大きいことから、酸性白土のまま使われることもある。

日本では、古くから洗濯粉や漂白粉として使用されてきた。


現代では、「モンモリロナイト」の名称で、有機合成用にも市販されており、クロマトグラフィーの充填剤や、弱酸性の触媒として用いられるほか、生活用品として洗顔料やボディーソープ、ヘアシャンプー、入浴剤にも利用されている。


こちらのリンクに、初心者むけの泥パック記事がありました。



記事によると、
成分的には「カオリナイト」が多く含まれている
白色のクレイは、お肌に優しいものが多く、初心者向けだそうです。


カオリナイトって、さっきモンモリロナイトを調べてたら出て来ました。


カオリナイトでも、モンモリロナイトでも、元の素材となった岩は一緒の物質なんですけど、


カオリナイト→酸性・中性の環境で育った(?)

モンモリロナイト→アルカリ性の環境で育った(?)

という同じ兄弟姉妹のクレイとの事です。


カオリナイトは、どんな性質なんでしょうかね。


カオリナイト

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88



調べてみると、
中国の高嶺(カオリン)という産地が名前の由来になっているクレイでした。


高嶺で産出する粘土は、景徳鎮で作られる磁器の材料として有名。


また、同質の粘土(鉱石)はカオリン、または陶土と呼ばれる。


日本では、岡山県備前市三石、広島県庄原市勝光山がカオリナイトの産地として有名。



そして、カオリナイトは石の中でも、
「長石」などが変質してできます。

また「ろう石」の中に含まれる。


このろう石を調べてみると、

流紋岩やデイサイト(火成岩の一種。深成岩の花崗閃緑岩に対応する。)
などが熱水作用を受けて生成したと考えられている。
(ろう石というのも熱水作用で出来た石らしい。)

ろう石の元になるデイサイトという岩は、色は白っぽいことが多いが、噴出条件や結晶度などにより多様との事。
成分的にデイサイトであっても石英結晶を含まないものもある。

火山の噴出物でも、石英の結晶を含まない=ガラス質じゃない岩もあるんだって。



性質・用途

触った感じはぬるぬるしている。吸水性が高いので、舌に乗せると吸い付く性質があり、特有の匂いを発する。

(ザラザラはしてないんだ)


用途・加工法

陶芸
高熱に耐える磁器やコート紙の塗工材、クレーなどの材料にされる。

カオリナイトが多いほど高温に耐える磁器の材料となる。


○医療
血液の凝固を促進・誘発する性質を持ち、2008年4月にアメリカ海軍医療研究センターがカオリン由来のアルミノケイ酸塩を含有したガーゼを開発。

・歯磨き粉

・お腹のむかつきを和らげる伝統医療薬

瀉下薬しゃげやく(=下剤・便秘薬のこと)に含まれる

○食用
アフリカで食用の土 (食材)としてミネラルが不足しがちな女性が食している。

○その他

・化粧品

・看護師、美容師、金属加工者など皮膚に汚染物質が付く可能性がある作業者向けのバリアクリーム

・白色顔料の二酸化チタンの白色度を上げる添加剤


カオリナイトは、ケイ酸塩鉱物の1種。


『地球のマントルや地殻は主にケイ酸塩によって構成されている。

地球では、地殻の形成、および部分的な融解、結晶化、分画、変成作用、風化、続成作用などの過程によって多種多様なケイ酸塩鉱物が生成してきた。

地表付近においては生物もケイ酸塩の生成に寄与している。

プランクトンの一種である珪藻はケイ酸塩からなる被殻を作り出す。

深海の沈降物は主に珪藻の被殻からなっている。』

カオリナイトは、ベビーパウダーやファンデーションなど化粧品にも配合される事が多く、肌への負担が少ないようです。

〈火山灰石けんと火山灰のpH〉
以前、僕は火山灰は結晶体で尖った形をしている(ガラスみたいな物)ために、ゴーグルの装着を勧めました。

予防できる?火山灰で体調を崩さない備え


普通の火山灰はガラス質なので、尖っています。


火山灰の化粧品って、角膜を傷つけないのかな?
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桜島の火山灰を使った石けんとかあるけど、大丈夫なのかね?
とりあえず、ググって出て来た答えが、こちらです。

火山灰を含む洗顔料の使い方に注意!



やっぱり
角膜を傷つける恐れがあるため、注意が必要との事でした。


そして
「火○灰でできたすごか石けん」の口コミの1つにこういうのが、ありました。


・火山灰の石けんは
角膜を傷つけるため注意です。


泡立たない。
泡立てネットにツブツブがつく。
敏感肌、乾燥肌の方は注意。

 ↓
硬水(ミネラルを含む水)だと、泡立ちにくいという特徴があります。


シラス台地の火山灰石けんが泡立ちにくいのは、ミネラルが含まれているからかもしれませんね。


調べると、火山灰の水溶液でpH(ペーハー)を調べた研究もありました。


こちらは、桜島周辺のものです。


水溶液のpHは
pH3.2~6.2の範囲で、おおむね
pH5.0〜5.5が多かったです。
(ザックリですみません。)

ちなみにpHって
「pH7」が中性。

pH5.0〜6.0は弱酸性でビールやコーヒーの値と同じです。


リンク

水の成分~ph値(ペーハー)とは~

桜島の火山灰は酸性〜弱酸性みたいです。
火山灰の水溶液のpHについて調べていて興味深かったのが、長野県の小学生の書いた論文

「どうして湯川水系にメダカがいないのだろうか」

この論文によると、
火山灰水溶液に入れたメダカ死んじゃったりしてるし、火山灰も場所によって身体に悪いんでしょう。


浅間山の大噴火って、
1108年、1783年にあったんだね。


次は2458年くらいに大噴火が来るのかな…?


こちらの小学生の子達、この論文を元に市議会へ提言してるのが良いわ。



地域やお世話になった方々にも感謝の言葉があり、いい物見せて貰いました。


こうゆう論文は、見てて嬉しいよ。(しみじみ…)
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今回は、ここまでです。



ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ
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この記事を書いた人: サエッキー
東南アジアを中心に活動中。経験した事の備忘録です。
見やすい記事を目指します。
(´・ω・`)

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