御嶽山噴火はヤバかったと再確認した話

御嶽山噴火の凄まじさ
火山噴火の被害があった状況を少しでも知りたくて、いろいろ読んだりYou Tubeを見たりしてます。
2014年に噴火した御嶽山が、当時から衝撃的だったので、自分なりの理解でまとめました。
〈結論として〉
①火山噴火の恐れがある地域からは逃げる。
(噴火は実際予測不能。)
近くに住んでいる場合
②安全な場所までの地形を確認しながら実際に歩いて、避難経路を見ておく。
(コンクリートなど頑丈な建物の位置確認。)
③火口から離れる。
(小規模だった御嶽山の噴火で1.2km程度。大規模な物に備える。)
④噴火直後の火山灰は火傷する熱さと頭に入れておく。
⑤噴火直後は火山弾が上空の思わぬ方向から落ちて来る恐れがあるので注意する。
①火山噴火の恐れがある地域からは逃げる。
(噴火は実際予測不能。)
近くに住んでいる場合
②安全な場所までの地形を確認しながら実際に歩いて、避難経路を見ておく。
(コンクリートなど頑丈な建物の位置確認。)
③火口から離れる。
(小規模だった御嶽山の噴火で1.2km程度。大規模な物に備える。)
④噴火直後の火山灰は火傷する熱さと頭に入れておく。
⑤噴火直後は火山弾が上空の思わぬ方向から落ちて来る恐れがあるので注意する。
〈後ろからマッハ1で岩が飛来?〉
御嶽山の噴火をご存知でしょうか。
2014年の御嶽山噴火は、2014年9月27日11時52分(日本時間)に発生した、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(標高3,067m)の火山噴火である。
噴火警戒レベル1(平常)の段階で噴火したため、火口付近に居合わせた登山者ら58名が死亡した、日本における戦後最悪の火山災害である。
(ウィキペディアより)
↓
2014年の御嶽山噴火
噴火警戒レベル1(平常)の段階で噴火したため、火口付近に居合わせた登山者ら58名が死亡した、日本における戦後最悪の火山災害である。
(ウィキペディアより)
↓
2014年の御嶽山噴火
戦後最悪の58名+行方不明者5名の合わせて63名の方々が亡くなったそうですが、どういった状況で亡くなったのか、証言とデータから見てみました。

御嶽山の噴火の生存者の証言によると、
岩がぶつかる音で始まり、爆発音はなかったそうです。
6ヘルツの空振を観測していた。
(1秒間に6回の振動があったという事らしいです。)
ちなみに激しい時の桜島の噴火による空振では、窓ガラスにヒビが入った事もあります。参考まで。
しかし、噴火後、火砕流は急速に人を飲み込みました。
亡くなった方の1人、近江屋洋さんの場合、1分で火砕流にのまれ、12分後に死亡とされています。

ネット上に、かなりグロ注意な写真(以下、3つのリンク先)があり、ダイレクトに危険だったと理解できます。
(※ただし、僕は1週間ほど引きずりました。引きずる方は、絶対に見ない方が良いと思います…。
亡くなった方を冒涜する意図はありませんが、被害者に関係する方には特にショックだと感じます。
閲覧はそれぞれの責任で行なってください。
心より、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします…。)
〇手首から焼けこげ落ちた故人
〇焼けこげた被害者を運ぶ自衛隊員
〇首元から焼け落ちている故人
御嶽山の噴火では、最初のみ火砕流があり、水蒸気爆発型噴火と分析されています。
水蒸気爆発型噴火は、地下水がマグマに触れて、蒸発した水蒸気が圧縮されて起こる噴火です。
火口から約1km圏内では、
直径数cmから50〜60cmの大きさの噴石が、最大時速350〜720kmで雨のように降り注いだと見られている。
(早川氏の図によると、衝突時に時速108~540㎞となっていました)

初速は時速1296km(毎秒360m)で飛んできたと推定されています。マッハ1.05と言い直されています。
(早川氏の図によると、初速は時速360~540㎞となっていました)
音速を超えてる…。
最大時速だと720kmで飛んで来る噴石は、
バッティングセンターで時速120kmで飛んでくるボールの6倍早い訳です。

マウンドからホームベースまで18.4404mあるそうですが、
ホームベースまで
時速720kmなら0.1秒で届きます。
時速350kmなら0.2秒くらい。
噴火直後の初速スピードだと0.05秒でマウンドからホームベースまで届きます。
しかも、飛んでくる物はボールじゃありません。
石です。
それが雨のように上空から降ってくる…。

プロ野球のボールが人の身体に当たってもケガするのに、その6倍の速さで石が飛んできたら…?
ちなみに噴石は遠いところで1.3km飛んでいたそうです。
ウィキペディアより
↓
『これらの直撃を受ければ致命傷となり、近くに落ちて跳ね返ってきたり
飛び散ったものを受けても重傷となる可能性がある。
中には
1立方メートルから軽トラック大のものも報告されており、被災者が挟まれた形で発見された例も多い。』
これでは、戦後最大の死亡者を出した訳ですね。
挟まれた形で発見されたという事は、軽トラック大の石が降って来て、圧死したという事でしょうか。
現場は凄惨な状況だった事でしょう。
亡くなられた方々の話は、当時ニュースで数字としては知っていましたが、今更ながらご冥福を祈ります…。

引き続きウィキペディア
↓
『頂上付近は森林限界のため身を隠すような樹木はなく、避難場所となる小屋や御嶽神社の社務所などに
逃げ込む前に多くの人が死傷した。
金子は「火口から約500メートルの範囲では4メートル四方に10個以上の噴石が集中落下しており、これだけ激しいと
ヘルメットがあっても防ぎきれなかったかもしれない」としている。』
野球のボールが襲って来ても、飛んでくる方向が決まっており、対象も1つですが(たぶん僕ならそれでも避けれるかどうか…。)、ヘルメットでも防ぎきれないような石が無数に降って来る上、飛び散った破片でも危険な訳です。
車の大きさで来られては、ヘルメット以前の話だし…。
噴火の危険がある地域では、コンクリートの頑丈な建物をチェックしておきましょう。
(防げるかどうかは、保証の限りではありません)

しかし、怖いのは石の大きさや数、スピードだけではありません。
〈噴石以外の脅威〉
『さらに、負傷してその場から動けず衰弱したり、意識を失っている間に
高温となった火山灰を吸い込み、呼吸困難による窒息を起こした可能性がある。
また一部の救助者は気道を熱傷していた。噴火を撮影し逃げ遅れ犠牲者のうち10人近くの検視を担当した医師によれば、7〜8割が後頭部・背中に致命傷を負っており、そのうちほぼ
半数が噴火の写真を撮影していた。
噴火4分後の27日11時56分に撮影された記録が残るカメラもあり、医師は「写真を撮らず早く逃げていれば」と語った。(元文のまま)』

インターネットが進んだ社会では、カメラに撮りたいという意識が高くなりすぎるのかもしれませんが、まず命を守る事が最低限必要ですよね…。
被害者の多くが後頭部や背中に致命傷を負っていたという事ですが、危険な火口から逃げたら、背後から噴石が降って来ます。
そして、噴石以外で危険なのが、火山灰による火傷です。
雲仙普賢岳の火砕流の記事を読んでもそうなのですが、
噴火した直後の火山灰はむちゃくちゃ熱いんです。

逃げられなくなって、火傷する熱さの火山灰が流れて来て、吸い込んだ結果、気管を火傷。
窒息に至るという。
火山噴火の写真撮っていると死にます。

身の安全を確保しましょう。
『なお、早川由紀夫は、火山礫(火山弾や噴石)が形成したクレーター状の痕跡の分析から、人的被害を与えた火山礫は噴出口から直接飛来したものでは無く
「5000m上空に立ち上った噴煙から3分から4分後に落下した火山礫」による物とする見解を示している。』

噴出口だけを見ていてはダメとの事です。
(図だと5分後に火山礫が降っています。)
噴煙から飛び出した後に、冷え固まった石が降って来るようです。
噴火直後に火山弾から逃げる状況で、危険がどこから来るか先読みしておきたいですよね。
しかし、犠牲者の方々にとって、噴火警戒レベルが1で平常レベルだった上、爆発音もなかったので、先読みするのは無理だったでしょう。
僕が御嶽山の噴火事故のニュースを聴いて思ったのは、
①火山噴火の恐れがある場所からは逃げておいた方が良いという事です。

近くに住んでいる場合、
②安全な場所までの地形を確認しながら歩いて、避難経路を見ておく。
(コンクリートの建物などの位置確認。)
③火口から離れる。
(御嶽山の噴火は比較的小規模だったので、噴石の飛距離が1.2km程度でしたが、もっと大規模な状況を普段から想像しておく方がいいです。)
④噴火直後の火山灰は火傷する熱さであると頭に入れておく。
⑤噴火直後は火山弾が思わぬ方向から落ちて来る恐れがあるので注意する。
①火山噴火の恐れがある場所からは逃げておいた方が良いという事です。

近くに住んでいる場合、
②安全な場所までの地形を確認しながら歩いて、避難経路を見ておく。
(コンクリートの建物などの位置確認。)
③火口から離れる。
(御嶽山の噴火は比較的小規模だったので、噴石の飛距離が1.2km程度でしたが、もっと大規模な状況を普段から想像しておく方がいいです。)
④噴火直後の火山灰は火傷する熱さであると頭に入れておく。
⑤噴火直後は火山弾が思わぬ方向から落ちて来る恐れがあるので注意する。
今回は、ここまでです。
ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ

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