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サエッキー

アジア 行ったり来たり備忘録 ('ω') 

思春期前から読んで欲しい本

2019年06月17日
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『精霊の守り人』
(上橋菜穂子著)

今回は、小中学校のお子さんに読んで貰いたい本を紹介します。


精霊の守り人って、綾瀬はるかさんが主人公バルサ役をして、ドラマになってましたね。


カテゴリー的に児童文学となっています。


個人的に図書館で借りて読んでいたのですが、置いてある児童コーナーまで行くのが、ちょっぴり恥ずかしかったです。


(あらすじ)
精霊の卵を身体に宿す運命を背負わされたチャグムという王子が、帝に
「悪しき精霊の卵を宿している存在」と断定されます。


結果、チャグムは実の父親である帝に刺客を送られて殺されそうになります。


そのチャグムの母親、ニノ妃にのきさきから王子を助けるように頼まれて受けたのが短槍使いのバルサという女用心棒。




この本を、勧める理由ですが、少年王子のチャグムが自分の運命を呪って、用心棒のバルサに怒りをぶつけるシーンがあって、その後、自分をかえりみるところを見て欲しいからです。
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これ、思春期の子には身に覚えがある話じゃないかと思うんです。


精霊の守り人シリーズ(略して守り人シリーズと言われています)を読んでると、物語の後半ですら20歳にも満たないチャグムが、あんまりにも苦労し過ぎと思えてしょうがないですが。


彼のその後が幸せか気になります…。


幸せだといいけれど。



〈アニメ版〉

さらに、この精霊の守り人は、アニメ版があるので、アニメから入るのも良いですね。


特に僕がお勧めしたいのは、アニメ版だけのオリジナルストーリー『刀鍛冶かたなかじ』。

http://m.pandora.tv/?c=view&ch_userid=karukiti&prgid=35279882

バルサの父親は宮廷抗争に巻き込まれ、それに伴って娘のバルサは殺し屋から狙われます。


バルサの父から娘を守るように頼まれたのが、父親の親友で、凄腕の槍使いジグロでした。


このジグロはすでに物語上は死んでいるのですが、ジグロを知る刀鍛冶屋さんが話に出て来ます。


もう、この刀鍛冶の上品なじいさん、話し方からして凄く味があるんですよね。


声優をしている堀勝之祐ほり かつのすけさんは、銀河英雄伝説の旧アニメ版のコルネリアス・ルッツ役をしていた方ですが(他にも、初代ガンダムのレビル将軍、トップを狙えのタカヤ提督など。すみません、古くて…。)、おじいちゃん役が素敵です(これ、褒めてます)。


この話を見ただけでも、良い短編映画を1本見たような気持ちになりました。



出来ればアニメも全話見る方が、内容が沁みて、オススメです。


僕が初めて会ったイスラエル人のアニメ好きな男の子が、このアニメに出て来た歌を口ずさんでいました。


『ナージ トーベ トベ♪』
と鼻歌を歌っているのを聴いて、
(今の歌、何の歌だったかなー、ジブリか…?)
と思い返してみて、はたと気づいたのがアニメ『精霊の守り人』の後半に出て来た歌でした。


何故、この曲を知ってるのか尋ねると、イスラエルでは日本のアニメを字幕付きで放映してるんだと言ってました。


他国の人にも浸透するアニメ版
「精霊の守り人」。

これはお勧めです。


〈流れ行く者〉

しかし、僕が1番お勧めしたい話は、守り人シリーズの中で、短編集を集めた『流れ行く者』です。


この本は、死んだ男のお化け騒動があったりして、どこか夏を感じさせる話でした。


内容の良さも手伝って、夏休みの読書感想文に良いんじゃないか、と思っています。


もちろん、守り人シリーズはすべて良い本です。


でも、バルサやバルサが傷付いた時に治療する友人のタンダ、この2人の子ども時代が読めて、さらにジグロが出て来てのやりとりが良いんです。


この長い長い守り人シリーズを読んで行くと、バルサの養父であるジグロは口数が少なく、その上登場シーンがただでさえ少ないです。
(物語の最初から死んでるし)


ところが、この短編集では、物語中で唯一ジグロが笑う貴重なシーンがあるんです。


バルサから見て、ジグロの笑顔は最初笑っているのが分からなかったみたいですが…。
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ジグロを笑わせたのはタンダという男の子のおバカな行為で、このエピソードを見て、僕の中のタンダへの評価が爆上がりしました。


まさか…、あの無愛想なジグロを、笑わせる…だと…。


不幸な運命を背負わされてしまった男にも、こんなシーンがあったんだな、という事にちょっと安心しました。


このシーンはバルサがタンダと過ごした1日の出来事を、ジグロに話して聞かせている場面ですが、そこでジグロに微笑みがあった事で、いかにジグロがバルサの事を考えて生きているか分かったような気がして、何か泣けて来ました。

(その後、ジグロがバルサに話す事も含めて、ね…。)


この短編集は、個人的にご飯の描写がおいしそうなので、それもお勧め。


『あしょ飯』というタンダの村で農作業後に振る舞われるご飯が出て来ますが、僕には『めはりずし』に見えました。


めはりずしは、世界遺産になった熊野古道の名物です。


めはりずし
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僕はまだ食べた事がないんですが、美味しそう…。


お祭りで出て来るあぶった鶏肉とかの描写も美味しそう。


この小説の筆者である上橋菜穂子さんの書いた本に出て来た食べ物がまとめられてる、『バルサの食卓』という本が出ています。


図書館で探して、貸し出し中だったまま今に至り、読んでません…。


バルサの食卓 (新潮文庫)


だから、あしょ飯が出てるかどうかも知りませんが…。


もし読んでみようかな、と思ったあなたは、ぜひ読んでみて下さい。


僕も読みたい…。


今回は、ここまでです。
大変な生涯を送った女性の話を紹介した関連リンク

おじいちゃん先生との出会い
よければこちらも読んで下さいね。

ここまで読んで下さった皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。
(^^ゞ


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この記事を書いた人: サエッキー
東南アジアを中心に活動中。経験した事の備忘録です。
見やすい記事を目指します。
(´・ω・`)

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